【魚トリビアの海3】管理人が考える 最も高い魚 はこの魚だ!
日本で漁獲される高級魚ランキング1位の魚とは?(他サイト引用)
皆さまも「1番高い魚は何か?」と考えたことはありますでしょうか?
もしこの質問をされた場合、何の魚を答えますか?
私がパッと思い浮かんだのは、よく高級魚として販売されているのを見かける「クエ」や「トラフグ」、「ノドグロ」のほか、マグロの中でも「天然の本マグロ(クロマグロ)」でした。
実際に世間一般ではどう言われているのか気になったので、「高級魚 ランキング」で調べてみるといくつかランキング形式でまとめられた記事を見つけました。
私が1匹ずつ調べてまとめるが1番良いのですが、時間短縮+実はこのランキングは今回の内容のメインではないので、今回はこちらのサカマ図鑑さんの記事を参考にさせていただきます。
サカマ図鑑 【2021年最新】高級魚のランキング6選!価格から超高級魚までご紹介
こちらの記事では、ランキングに入る魚について価格はもちろんのこと、その魚の特徴や美味しい食べ方なども紹介されているので、ぜひご参照ください!
さて、このランキングによると、堂々の1位は「クロマグロ」でした。
1キロ当たりの価格は70,000円であるようです。
現在記録されている中で世界最大のクロマグロの重さはおよそ680 kg なので、
もしもこのクロマグロが売りに出されたとすると、4,760万円の価格が付けられると想定できます。
余談ですが、2019年には278 kg の青森県大間産のクロマグロが過去最高値の3億3360万円で落札されました。(この価格は執筆時点で更新されていません)
朝日新聞デジタル 大間のマグロ3億3360万円 豊洲初セリで史上最高値
1キロ単価にするとなんと120万円にもなります!?
初セリのご祝儀価格とはいえ、とんでもない価格ですよね😅
クロマグロが別名「海のダイヤモンド」と言われるのも納得です。
以降のランキングについては上述したサカマ図鑑さんの記事をご覧ください!
管理人が考える最も高い魚について
ここからが本題です。
「クロマグロ」が本当に食用魚の中で最も高い魚なのでしょうか?
今回のランキングは「日本で漁獲される魚」が中心となっています。
それでは、この範囲を世界に広げてみたらどうでしょうか?
世界規模で有名な魚かつ高級品になり得る魚といえば…
世界三大珍味「キャビア」に注目!
まずは世界の高級食品を考えてみましょう。
真っ先に思い浮かぶのは「世界三大珍味」ではないでしょうか?
世界三大珍味とは、「トリュフ」と「フォアグラ」ともう1つ、
そうです、「キャビア」ですね!
このキャビアは一体何の魚から取れるかは有名なので分かりますよね。
皆さまもご存じ「チョウザメ」です。
チョウザメはキャビアとして販売される「卵」のほか、日本ではあまり馴染みがありませんが「身」も高級食材として世界で取り扱われています。
ここでチョウザメとキャビアについて簡単にご説明します。
チョウザメは名前に「サメ」とついていますがサメの仲間ではなく、チョウザメ科に属する硬骨魚です。
このような名前になった理由は、「体にある硬鱗が蝶のような形をしているから」+「サメのような見た目をしているから」と言われています。
天然のチョウザメは主にヨーロッパやアメリカ大陸の大きな川や湖に生息しています。また、現在では養殖も盛んに行われており、日本でも各地で取り組まれています。
キャビアはチョウザメの卵のことを言います。
実はキャビアには種類があるとご存じでしたか?
主にチョウザメの種類によってそれぞれ区分されており、例えば「ベルーガ・キャビア」や「オセトラ・キャビア」「セブルーガ・キャビア」などがあります。
この中でも最も高価であるとされているのが「ベルーガ・キャビア」です。
このキャビアは明灰色から暗灰色を帯びている・表皮がきめ細やかである・大粒であるといった特色を持っています。
これらの特色かつベルーガ自体の希少性も相まって、かなりの高級食材として扱われています。
実際に、日本で唯一のキャビア専門レストランである「メゾン・ド・キャビア・ベルーガ」のHPによると、ベルーガ・キャビアは “100 g 25万円” で販売されています。
その魚の種類は?
チョウザメとキャビアについてのお話はここまでにして、話を「最も高価な魚」に戻します。
ここまで読んだ皆さまには私が考える最も高価な魚が何なのか大方予想がつくのではないでしょうか?
先ほどご紹介した「ベルーガ・キャビア」について、そもそも「ベルーガ」とは何なのか皆さまご存じですか?
私は初めて耳にした名前だったので調べてみました。
「ベルーガ」とは「オオチョウザメ」のことをいいます。
ベルーガから取れるキャビアなので「ベルーガ・キャビア」ということです。
執筆時点(2022年)で捕獲が記録されている世界最大のベルーガは、1763年にロシア西部を流れるヨーロッパ州最長の河川であるヴォルガ川河口で獲られたものであり、そのサイズは “体長8.6 m、体重2 t ” と記録されているようです!?😲
管理人が色々とサイトを調べて、1番記載が多かった記録を今回は引用させていただきました。
あくまでもネット上の情報なので確実ではない点、ご理解ください。
これまでの内容を踏まえて、私はこの「ベルーガ(オオチョウザメ)」が世界で最も高価な魚なのではないかと考えました。
その魚の最高価格は?
では、その最大サイズのベルーガの価格は一体いくらなのでしょうか?
今回参考にした書籍では「オオチョウザメ(ベルーガ)の雌は長さが8 m にもなり、」と記載されていたことより、世界最大のベルーガはメスである可能性が高いと考えられます。
「メスのベルーガの卵巣は体重の4分の1を占める」と言われていることから、この世界最大のオオチョウザメがメスであったとすると、およそ “500 kg の卵=キャビア” を持っていたと仮定できます。
実際は卵以外の質量も含まれていると思いますが、今回は考慮せずにこの数値を使用します。
それでは、世界最大のベルーガが持つキャビアは一体どのくらいの価格になると思いますか?
ベルーガ・キャビアの価格、およびキャビアの重量はすでに提示しているので、それに基づいてぜひ皆さまも計算してみてください!
答えは、
500 kg = 5000 × 100 g なので、250,000円 × 5000= “12億5000万円” です!?!?
とんでもない金額になりましたね😲
さらに、身の方にも値段が付くとすると、この金額はさらに高くなることが予想されます。
もちろんこの価格は販売価格であり、また産地や卵の質、加工方法によって価格が大きく変動するとは思いますが、今参考にできる情報から導き出せる限りではこの金額が妥当であると考えています。
いや、高額過ぎて妥当ではないですかね…笑
最後に
ここまでお読みいただきありがとうございました!
今回のブログでは私が考える「最も高価な魚」について、なぜ「ベルーガ(オオチョウザメ)」に至ったのかという経緯を私が実際に調べた順序に沿ってご紹介させていただきました。
皆さまも納得していただけましたでしょうか?
最後に、アイキャッチ画像に答えを追加したまとめ画像を添付しているので、そちらの方もご覧ください!
ここで、勘のいい人にツッコまれる前に私の考えを述べておきます。
ベルーガ・キャビアだけの価格を考慮して計算されるベルーガ1キロ当たりの価格は62万5,000円となります。
そして、冒頭でご紹介した初競りで落札されたクロマグロの1キロ当たりの価格は120万円でした。
見ての通り、クロマグロの方が高いです。
ベルーガの身の価格が分からないので判断のしようがないのですが、このクロマグロの価格を超えるためにはベルーガの身に12億5000万円の価値が付けられる必要がある計算となり、これは中々厳しいのではないかと私は考えています。
また、ベルーガは販売価格で計算したのに対して、クロマグロは卸値の価格となっているので、販売価格にするとクロマグロの価格がより高くなると考えられます。
ゆえに、1キロ当たりの価格で考えると最も高い魚はクロマグロと考えるのが正しいのかもしれません。
しかし、この価格は初競りに限定されるものであり(某寿司屋の社長が宣伝のため張り切り過ぎた結果です笑)、通常は1キロ当たりの価格が70,000円であるとされているので、これと比べるとベルーガの方がはるかに高いと考えられます。
また、その魚1匹の価格では、初競りのクロマグロや世界最大のクロマグロと比較しても、ベルーガの方が圧倒的に高い計算となったので、
今回は「ベルーガ(オオチョウザメ)が最も高い魚である」とご紹介させていただきました!
この内容は誰にでも興味を持ってもらえる話のネタになると思っているので、ぜひ皆さまも機会がありましたら使ってみてください👍
最後になりますが、今回の内容は信頼できるサイト・書籍に基づいて執筆しましたが、専門家ではないため、不十分な部分や誤った内容を記載している部分があるかもしれません。その点ご了承ください。
ご指摘がありましたら、コメントやTwitterのDMにて教えていただけると幸いです。
私の勉強にもなりますのでよろしくお願いいたします。
また、他に高額な魚を知っている!という方が居られましたら、それも教えていただきたいです!
こちらもよろしくお願いいたします。
それではまた次回のブログでお会いしましょう!
お疲れ様でした~😄
参考文献:
サカマ図鑑 【2021年最新】高級魚のランキング6選!価格から超高級魚までご紹介
魚の自然誌;ヘレン・スケールrズ 著
メゾン・ド・キャビア・ベルーガ キャビアについて・キャビアお持ち帰り
2022.06.23 うぉーらる
当ブログにお越しいただきありがとうございます!
管理人のうぉーらるです。
今回は「魚トリビアの海」の第3回となります!
今回の内容は「魚の価格」についてです。
「1番高い魚って何だろう?」という私の素朴な疑問から始まり、この疑問を解決するべく、色々と自分で調べてみて納得する答えを見つけることができました。
この答えはあくまでも筆者調べですので、参考程度にご覧ください。
この値段を超えられる魚はそうそういない気がしますが…笑
もう1点、今回は食用として流通する魚に限定していますのでその点ご理解ください。
シーラカンスなど激レアの魚や水族館に展示されている魚の相場までは分からないですからね…笑
それでは本編に移ります!