日本さかな検定 (ととけん)は魚を学ぶ最高のきっかけを与えてくれた
日本さかな検定とは?
皆さまは日本さかな検定(愛称ととけん)という検定をご存じでしょうか?
当ブログをご覧になっている方はすでに知っているという人も多いと思いますが、初めて耳にしたという方に向けて簡単に説明いたします。
他のサイトでは、
日本さかな検定とは、魚への関心や知識を深めることで、世界に誇る日本の魚食文化の魅力の再発見につなげ、地域の魚の魅力を広く知らせることを目的とした検定試験です。
日本資格取得支援 日本さかな検定
と記載されています。
また、愛称である「ととけん」について、
日本の子どもたちが愛着を持って魚を「とと」と呼んできたように、日本の豊かな魚食文に親しんでいただきたい
日本さかな検定 日本さかな検定とは
という願いが込められているそうです。
日本さかな検定について自分の言葉で書くと、
「日本で食用として扱われているさかなについての総合的な知識が問われる検定試験である」
と考えています。
検定概要は?
日本さかな検定には、3級・2級・1級の出題レベルがあります。
公式HPにおいて、
3級(初級)
初めて出会う発見や感動を通して魚にもっと親しみたい方を対象とした初級レベル2級(中級)
魚好きにして通を自認する一般の方や漁業・流通・調理に携わる方で、もっと魚食文化の奥深さを身に付けたい方を対象とした中級レベル1級(上級)
日本さかな検定 検定要項
魚と日本の魚食文化に関する広範囲の知識の頂点を目指す方を対象とした上級レベル
と示されています。
私個人の感覚では、
3級は魚に関する一般常識がある人が少し勉強すれば合格できるレベル、
2級は関連本を買ってしっかりと対策すれば合格できるレベル、
1級は魚に関する広い知識がある方が関連本を読み込み、なおかつ魚関連のニュースなどをこまめにチェックして、できる限りの対策をすればなんとか合格できるレベルであると考えています。
実際に、合格率が3級が80%前後、2級が50%前後、1級が10%前後であることを踏まえると、いかに1級が難しいかが分かっていただけると思います。
出題形式は全級、マークシート100問 四者択一方式であり、試験時間は70分です。
合格基準は、3級が60%以上、2級が70%以上、1級が80%以上(70%以上80%未満で準1級認定)となっています。
受験料は、3級が5200円、2級が6300円、1級が8200円となっています。(すべて税込)
いい値段をしますが、学割やペア割などの割引がある上、受験料の一部は東日本大震災で被害を受けられた水産事業への義援金として寄付されるため、十分許容できる価格内容であると私は考えています。
検定内容は?
日本さかな検定では、日本で主に扱われる各さかなの地方ごとの呼び名や旬などについて、
- 各都道府県で有名なさかな(プライドフィッシュ)
- さかなを用いた郷土料理・催事
- 各さかなの漁獲量や輸出入量
- さかなが使われることわざや言葉
- さかなが関係する時事ネタ
主にこれだけの知識が必要とされます。
(多数抜けがあるかと思われますが、私が思いつく限りを出しましたので、ご理解ください。)
ここではあえて「さかな」という表記の仕方をしました。
この検定でも「さかな」という表記がなされています。
日本さかな検定を受けたことがない方からすると、「日本さかな検定」という名前がついているだけあって、「魚」についての知識が問われるとお考えになると思います。
もちろん、魚に関する問題が多いのですが、この検定において「さかな」にはエビなどの甲殻類やホタテなどの貝類、イカ、タコ、ナマコ、ホヤなどの魚介類、さらにはコンブなどの海藻類が含まれています。
私もそうだったのですが、魚についての勉強をしたいのに、検定で合格するためには貝類や海藻類なども学習しなければならないのは面倒だと思われる方もいるかと思います。
しかし、少し勉強することで、日本人にとって貝類や海藻類がいかに大切であるかに気付くことになると思います。
例えば、日本の魚介類の輸出ランキング1位はホタテガイであり、貝類が日本の魚介類輸出産業を牽引していると言えます。
どんな問題が出る?
過去問を共有したいのですが、著作権の関係上ここでは公開することができないので、日本さかな検定の公式HPにある模擬問題、および2020年・2021年に行われた試験の各級10問ずつが掲載されているページへ飛べるリンクを添付しておきます。
興味がある方はぜひ一度解いてみてください。
第11回ととけん 印象に残った出題ベスト10 3(初)級編、2(中)級編、1(上)級編
第12回ととけん 印象に残った出題ベスト10 3(初)級編、2(中)級編、1(上)級編
さらに現在、Twitterの「みんなでととけん」というアカウントにて、全国のさかな好きが問題を出し合い、全国のさかな情報を共有するという企画が行われています。
こちらはととけん公式となっており、ためになる問題が多数出題されているので、ぜひご覧になってみてください!
ちなみに私も数問出題しています😁
https://twitter.com/mintoto_m?s=20&t=R2QxrM4uDUSEqeV2gt-crw
最後に
ここまでの説明を読んで、日本さかな検定とはどういった検定なのか、分かっていただけたでしょうか?
長々と日本さかな検定についての説明をしてきましたが、1つ残念なお知らせがあります。
なんと、2021年の第12回をもって日本さかな検定は終了しました。
ではなぜ私がこのタイミングで日本さかな検定についてのブログを書いたのかというと、いつか世間が落ち着いたときに、この検定が再開されると信じているからです。
私はこの検定に出会えたおかげで、さかなに関する知識を数多く得ることができました。
そこで得た知識は、スーパーでの買い物といった身近な場面から、旅行先での食事やお土産選びなどといった場面まで、多くの場面で活用することができています。
そして何より、私とさかなとの関わり合いをより深めるきっかけとなりました。
ぜひ皆さまにも同じような経験をしていただきたい。
そこでいざ、日本さかな検定が再開されて受験しようと思い立った時に参考にできるような記事を残しておきたい。
このような想いから、この記事を書きました。
ブログ執筆時点では日本さかな検定の開催が未定でしたが、なんと2022年11月13日(日)にオンライン形式で開催されることが決定しました!!👏
詳しくは日本さかな検定の公式HPをご覧ください。
今回のブログを読んで、少しでも気になった方はぜひ受験を考えてみてください!
きっと良い経験になると思います😊
ここまでお読みいただきありがとうございました!
私の想い、伝わりましたでしょうか?笑
日本さかな検定がいつ再開されるかはまだ未定ですが、いつか再開されることを願って、少しずつさかなの知識を付けていきましょう!
当ブログが皆さまの「さかな学習」の手助けになれば幸いです😊
私自身が日本さかな検定に向けて勉強した内容などの記事をあげていますので、よろしければそちらの方もご覧ください!
それではまた次回のブログでお会いしましょう!
お疲れ様でした~😄
2022.04.21 うぉーらる
当ブログにお越しいただきありがとうございます!
管理人のうぉーらるです。
今回はタイトルの通り、日本さかな検定(ととけん)についての内容になります。
あれ?日本さかな検定ってもう終わったのでは?と思われた皆さま、
私がこのブログを書こう!と思った理由を最後に記載しているので、ぜひ最後までお読みください!
今回は一人語りになります。
それではどうぞ!