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【魚トリビアの海1】 ケチャップ のルーツは魚にあった!?

ケチャップ のルーツは魚にあった!?

 

うぉーらる

当ブログにお越しいただきありがとうございます!
管理人のうぉーらるです。

今回から新企画「魚トリビアの海」を開始します!
お察しの通り、タイトルは某テレビ番組を参考にさせていただきました笑
(といいますか、タイトルを考える際にこの番組タイトルから頭が離れなかったです…笑)

海にはまだまだ私たちが知らない世界が広がっています。
実際に、地球上に存在すると推定されている海洋生物のうち91%が未知種であると考えられています。
(参考:環境展望台 海外ニュース 国連環境計画等、地球上の生物種数は約870万とする研究報告を発表

同じく雑学(トリビア)にもまだまだ世間に知られていないものが多く存在していると思います。

私はそのトリビアの海の中から魚のトリビアを取り上げて皆さまに共有したい!という思いを込めてこの「魚トリビアの海」というタイトルを付けました!

当然ながらトリビアを共有するためには、まず私がそのことを深く知る必要があります。
したがって、私が気になった魚トリビアについてしっかりと情報収集をして勉強し、皆さまに分かりやすくご紹介できるように努めてまいりますのでよろしくお願いいたします😊
 

それでは第1回「魚トリビアの海」の始まりです!

 

 

ケチャップの認識は国によって違う?

突然ですが!皆さまは「ケチャップ」と言われると何の食べ物を思い浮かべますか?

多くの人は「トマト」を思い浮かべたのではないでしょうか?
ケチャップをかけて食べるオムライスや調理でケチャップを使うナポリタンを思い浮かべた人もいるかもしれないですが…笑

このように、私も含めて日本人は「ケチャップ」と言われるあの赤い「トマトケチャップ」で認識していると思います。
 

それでは、他の国ではどうでしょうか?

英語でトマトケチャップはアメリカでは「ketchup」、イギリスでは「tomato sauce」と、実は国によって呼び方が違っています。
そして、ケチャップの認識にも違いがあるようです。
 

どうして同じ言語でも認識に違いがあるのでしょうか?私も疑問に思っていたのですが、この答えはトマトケチャップの歴史を見ることで分かってきました!

そして、なんとこの「トマトケチャップ」のルーツには魚が関係しているようです!!

今回のブログではケチャップと魚の関係について、私の考察も踏まえながらご説明していきたいと思います😄

ケチャップの歴史について

ケチャップのルーツとは?

そもそも現在のトマトケチャップはどのようにして製造されているかご存じでしょうか?

簡単にご説明すると、トマトを煮詰めることで出るトマトの汁に香辛料や調味料を加えてさらに煮詰めることで製造されます。
(参考:KAGOME 自家製トマトケチャップのレシピ

ここで重要なキーワードとなるのが「トマトの汁」です。

これを踏まえた上で、トマトケチャップの歴史を見ていきましょう!
今回はDoleの「トマトケチャップの歴史」というサイトを参考にさせていただきます。

ケチャップのルーツはその語源からアジアにあると考えられています。
アジアの国の1つ、中国には古くから「ケ・ツィアプ」と呼ばれる、今言うナンプラーや魚醤と似た調味料がありました。

ここでピン!と来た人がいるのではないでしょうか?
特にととけん履修者の方にはひらめいてほしいです…!

それではさらにヒントとして、
魚醤とは魚を塩漬けにし、発酵によって出てきた魚の汁のことを言います。
これで皆さま分かりましたか?

そうです!
確かにトマトケチャップの作り方と魚醤の作り方は似ていますよね。
ここまで聞くと、トマトケチャップのルーツが魚醤にあることが何となく理解できたかと思います。

 

トマトケチャップの誕生

この「ケ・ツィアプ」が17世紀ごろに東西貿易が盛んになる中でアジアからヨーロッパに伝えられました。

そして、ヨーロッパにおいて、「ケ・ツィアプ」と同様の方法でカキやロブスターなどの魚介類のほか、きのこやフルーツなど様々な食材で作った調味料が製造され、それらを「ケ・ツィアプ」を語源として「ケチャップ」と呼ぶようになりました。

私たち日本人には馴染みがないですが、ヨーロッパでは現在でもマッシュルームを使用したケチャップが調味料として使われているようです。

さらに時間が経過した18~19世紀ごろ、ヨーロッパの人々がアメリカに渡り、その新大陸で彼らは当時普及し始めていたトマトでケチャップを製造し始めました。

これが今後世界中に進展することとなるトマトとケチャップとの運命の出会いとなります。
トマトケチャップは最初は家庭で手作りされていましたが、やがて工場で大量生産されるようになり、アメリカ国内に留まらず、ヨーロッパなどの海外に輸出されることとなりました。

ここまでで、アメリカとイギリスとでは「トマトケチャップ」にあたる英単語が異なる理由が考察できそうです。

アメリカでトマトを使ったケチャップが製造され始めたため、「ケチャップ=トマトケチャップ」の認識が当然のように広がっており、トマトケチャップは「ketchup」と言われている。

一方で、
イギリスでは様々な食材を使ったケチャップが存在し、トマトを使用したケチャップは後から入ってきたものであるため、「ケチャップ=トマトケチャップ」とはならず「tomato sorce」と言われている。

こういった理由が挙げられると私は考えています。

 

日本に伝えられたタイミング

では、このトマトケチャップがいつ日本にやって来たのかというと、明治時代にアメリカから伝えられたと言われています。
よって、日本でもアメリカと同様にケチャップ=トマトケチャップで浸透することとなり、冒頭でも述べたように今でもその文化が続いています。

日本にはオムライスやナポリタンなどといったトマトケチャップを使用する料理がたくさん存在します。
また、ケチャップのルーツである中国でもエビチリや酢豚といったトマトケチャップを使用する料理が存在します。

このように、ケチャップはアジアから始まり、ヨーロッパ、アメリカを経て、再びアジアにたどり着いて新しい食文化を形成したといった、面白い歴史を辿ってきたのですね!

 

最後に

 

うぉーらる

ここまでお読みいただきありがとうございました!

私がこの事実を知ったときに、どうしてもトマトと魚との関連性を結びつけることができませんでした。(そもそも植物と動物とで全く違う生物ですし…笑)
ですが、実際に勉強してみるとキレイに繋がっていることが分かり、非常に面白い!と感じました。

皆さまにも今回のブログを通じてこの面白さを知ってもらうべく、ケチャップの歴史をできる限り分かりやすく、そして、トマトケチャップのルーツが本当に魚から来ていることをご紹介できたつもりでいます!

実際に納得し、共感していただけましたでしょうか?

皆さまにとっての新たなトリビアの1つになったのならば幸いです。
ぜひ、料理前の話のネタとしてお使いください👍

ちなみに、ケチャップのルーツは分かりましたが、ではよく似た調味料である「マヨネーズ」のルーツは?と気になった方が居られるかもしれません。
私もその1人です笑

マヨネーズのルーツはスペインのメノルカ島にあり、とある公爵がその島の港町マオンで食べたソースを気に入って「マオンのソース」と名付け、それがマオンネーズ→マヨネーズとなったようです。
(参考:キューピーマヨネーズ マヨネーズの誕生物語

こちらは魚は全く関係ありませんでした笑

まだまだ多くの魚トリビアが誰にも見つからずに海を泳いでいるので、それを私が釣りあげて、皆さまにご紹介していければと思います!

それではまた次回のブログでお会いしましょう!
お疲れさまでした~😄

 

2022.05.04 うぉーらる